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北海道岩見沢市4条東16丁目5番地
診療科・部門
薬剤部

薬剤部は、病院正面玄関を入り、中央ロビー左側に位置し、待合席正面にお薬お渡し窓口があります。
スタッフは薬剤師6名と薬剤助手3名の計9名で毎日の業務を遂行しております。それでは業務の内容について簡単にご説明します。

薬剤部の業務
1.調剤業務

当院は平成22年2月より、処方オーダリングシステムを導入しました。診察室、病棟で医師によりパソコン画面に入力された処方オーダーが薬剤部にあるコンピューターで、処方の解析、重複薬剤、薬の相互作用、薬歴の管理などの監査が自動的に行われ、更に薬剤師がパソコン画面にて処方上の不備や調剤上の問題点などを監査した後に、オンラインで連動する薬剤業務支援システムにより処方箋、薬袋、お薬説明書の発行、同時に自動錠剤分包機による一包化調剤が行われ調剤の効率化を図っています。薬剤師は発行された処方箋を確認し内用剤、外用剤などの計数調剤を行います。

散薬は錠剤のように薬に目印や刻印がないため散薬処方監査システムにてバーコードを利用し、医薬品名や薬の量をコンピューターで確認後、調剤監査用シートを作成して散薬調剤を行っています。調剤された薬剤は別の薬剤師により再度、処方内容、調剤内容を最終監査し、患者さんの手元に正しくお薬が渡るように努めています。
薬の袋は飲む時間ごとに色分けし(朝、夕など)、各薬剤の名前と写真を印刷することで患者さんが用法・用量を理解しやすいように工夫しています。

薬の飲み方や効能、副作用などわからないことや疑問がありましたら薬剤師に相談、お問い合わせください。

2.注射業務

注射薬についても処方オーダリングシステムを導入しています。医師が入力した注射指示箋がオーダリングシステムにより発行されます。薬剤部にて「患者さんへ一本渡し」、患者さんごとに個人別セットで注射薬を取り揃え、外来や病棟へ払い出します。その際、薬剤師は注射薬の投与量、安定性、配合上の問題点、点滴速度やルートなどの監査を行います。

3.抗がん剤混合調製業務

抗がん剤の調製は専用の調製室にて、安全キャビネットという特殊な装置内で薬液を混合調製しています。薬剤部は医師による注射指示箋を前日までに確認し、抗がん剤治療計画表をチェックした上で3名の薬剤師により患者の名前、使用薬剤、使用量、薬歴などの監査を行います。また患者さんの血液検査や体調を医師により確認されてから、投与可能と判定されると混合調製を行っています。患者さんが安全で有効ながん治療ができるように医師、看護師と共にチーム医療にも参加しています。

4.薬剤管理指導業務

各病棟担当の薬剤師が医師、看護師と連携して入院中の患者さんに対して服薬の説明を行っています。薬を用法用量通り正しく飲むことは、治療上たいへん重要なことです。薬剤師は入院患者さんに薬の飲み方や薬の効果、注意事項、副作用を説明します。また、薬を正しく服用するための工夫や指導を個人個人の理解度に応じて最良な指導をできるように日夜努力しています。

5.医薬品情報提供業務

薬剤師は薬の専門家です。
数多くある薬の効果や副作用の情報を収集し、医師や看護師その他の医療従事者に適切に医薬品情報を提供しています。正確でスピーディーな情報提供が今日の医療の手助けになります。

6.持参薬管理業務

入院時に患者さんはたくさんの服用中の薬を持参してきます。薬を重複して飲んだり、間違えて飲んでしまっては、治療効果があがらない上に大きな害になることもあります。その持参薬を整理して正しく服用してもらうために、努力しているのが薬剤師です。

薬の内服方法

薬は食前、食後、食間のように食事に合わせて服用することが多くなっています。

それは食事の時刻に合わせることにより、飲み忘れを防ぎ、服用間隔を 一定に保つことができるからです。

食 前 (食事の20~30分位前) 食物の影響を受けやすい薬、食欲増剤、吐き気止め等
食 後 (食事の後30分以内) もし飲み忘れるようでしたら、食事のすぐ後でも結構です
食 間 (食事の2時間後位) 薬の吸収が食物に影響されて減少する薬、胃粘膜を保護する薬等
就 寝 前 ( 就寝前30分位前) 排便を促す薬、夜間の発作を予防する薬、睡眠薬等
頓 服 (症状の現れたとき) 痛み止め、熱冷まし、咳止め、狭心 症発作予防薬、下剤等

服用時間の指示は、薬の効果、目的により異なり、最大の治療効果を上 げ、副作用が最小になるように決められています。自分が服用している薬の治療目的をよく理解し、よい治療効果を上げるために、しっかり用法を守って服用しましょう。

院外処方箋のご案内

当院では「院外処方せん」を発行しています。これは、よりよい医療を皆様に提供させていただくためです。そのために、当院は、「医薬分業制度」を取り入れています。

「院外処方せん」は、病院から交付されますが、病院内で、薬をもらうのではなく、患者さんがご自身の意思で、自由に院外の「保険薬局」をお選びになって、そこで、お薬を受け取ることの出来る「処方せん」なのです。

院外処方せんには、たくさんのメリットがあります。
  • 患者さんそれぞれが、自由に「かかりつけ薬局」を選択し決めることができます。
  • 薬についての質問に関して、いつでもじっくりと説明を受けることができます。
  • 薬の処方記録(薬歴)が保管されていますので、相互作用や重複の有無もチェックしてもらえます。
  • ドラッグストアやお薬屋さんなどで購入し、普段から飲んでいるようなお薬でも、病院から出たお薬と合わせて管理してもらえます。
  • 薬が出来るまでの時間が今までよりもずっと短縮されます。

ご不明な点などございましたら、薬剤部または医事課まで、お問い合わせください。

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