2024.07.30
岩見沢市立総合病院との早期統合について
新型コロナウイルス感染症の流行前後における受療動向の変化などにより病院経営を取り巻く環境がますます厳しくなる中、北海道中央労災病院と岩見沢市立総合病院の早期統合について検討してきました。
その結果、将来にわたる岩見沢市や南空知医療圏における急性期及び救急医療を初めとする地域医療を存続していくためには、両病院の早期統合が必要であると判断し、令和8年4月を目途に岩見沢市立総合病院に統合し、北海道中央労災病院を閉院することについて、両病院の設置者である独立行政法人労働者健康安全機構と岩見沢市において合意に至りました。
両病院の診療機能については、統合後も可能な限り維持し、患者さんが継続して受診できるよう配慮してまいります。
詳細につきましては、適宜、お知らせしますので、ご理解、ご協力の程よろしくお願いいたします。
【基本的事項】 ・経営統合時期は令和8年4月を目途とする。 ・経営統合後の病院は岩見沢市立総合病院とし、北海道中央労災病院は閉院する。 ・両病院の診療機能は可能な限り維持し、患者さんが継続して受診できるよう配慮する。 ・北海道中央労災病院の職員の円滑な移行に配慮する。 ・市民や患者への情報提供に努める。 |
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【岩見沢市立総合病院 新病院建設】
https://www.iwamizawa-hospital.jp/construction/details/02arikata.html
当院は、令和9年4月を目途とし岩見沢市立総合病院との統合に係る基本合意を締結しました。
基本合意書を中心に、大塚院長(左)、有賀理事長(左2人目)、小倉市立総合病院長(右)、松野市長(右2人目)
松野市長は当日の記者会見で、「合併の目的」として、人口減少・少子高齢化が進む将来においても、南空知医療圏の住民に引き続き質の高い医療を提供するためには、医療資源を集約して地域医療の再構築を図ることが必要。」と述べておられました。
有賀理事長は、「北海道中央労災病院は日本の発展という大切な使命をもってこの地に建てられた。炭鉱が無くなっても、勤労者が働くということは変わらない。現在、労災病院が担っている両立支援や産業医活動はもちろん、単純に労災病院の職員が新病院で引き続き医療に携わることだけでも、この地域に生き続けることになる。」と述べられた。
・市立総合病院と北海道中央労災病院を統合し、新病院を設置する
・新病院は岩見沢市が設置・運営する
・統合までの間、北海道中央労災病院の運営を継続する
・統合の時期は令和9年4月を目途とし、具体的な時期は両設置者が協議して決める
・新病院の名称は岩見沢市が決める
・新病院においても両病院の患者が診療を継続して受けられるよう配慮する
・北海道中央労災病院の土地、建物などの財産の扱いは両者が協議して決める
・北海道中央労災病院の職員が新病院での勤務を希望する場合は、原則として採用する
・統合を円滑に進めるために両者は相互に協力する