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北海道岩見沢市4条東16丁目5番地
診療科・部門
リハビリテーション科
新しく動き出したリハビリテーション体制

当院は開院以来、じん肺・アスベストなどの治療・研究を行い、呼吸器診療が充実していて、当科も肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD)などの呼吸器リハビリテーションには豊富な経験を有しています。また、振動病の治療に必要な温熱療法を含め、電気治療、水治療、牽引などの物理療法設備が揃い、入院・外来患者さんに広く門戸を開けております。

平成24年度の診療報酬改訂で、疾患ごとにリハビリテーション料が定められ、当科では脳血管等、運動器、呼吸器リハビリテーションに対応できる体制を整え、患者さんの目線でのリハビリテーションを提供してきました。
 平成26年度より、「運動器・呼吸器リハビリテーション」はもとより、「がんリハビリテーション」「心大血管リハビリテーション」を行える体制となり、さらに多くの疾患に対応できるようになってきました。

【がんリハビリテーション】

北海道がん診療連携指定病院の南空知第1号指定病院となり、がんの緩和ケアチームとの協力体制のもとに始まりました。がんリハビリテーションは、がんそのものよる影響や、がん治療(手術、抗がん剤治療、放射線治療など)による身体的影響や生活機能の低下に対する予防・改善に加え、スピリチュアルペインなどの精神心理にも精通し、がんの発症から終末期医療までを、可能な限り心穏やかに過ごせることを目的としたものです。がんのリハビリテーション研修で知識と技術を習得した療法士6名が担当します。

【心大血管リハビリテーション】

当院は循環器専門医研修施設であり、心不全や冠動脈インターベンション治療も多く、また心臓・大血管手術後の療養のための入院もあります。そこで、本年度より運動療法室に専用スペースを確保し、心電計や救急カートなどの機器を整備して施設認定を取得しました。専従の療法士2名が配置され、それらの患者さんに積極的にかかわることが可能となりました。
高齢化社会となっても健康長寿とは言えない方々を含め、患者さんのために寄り添い、より良い生を全うできるようお手伝いをすることを肝に銘じ、さらなる体制の充実を図ってゆく所存です。


リハビリテーション科
水戸康文
対象と治療内容
  • 腕や脚の骨折や関節疾患、腰痛、人工股関節置換術を中心とした整形外科疾患に対する機能訓練、日常生活動作や職場復帰に対する援助を行っています。
  • じん肺やCOPD(慢性閉塞性肺疾患)等の呼吸器疾患に対する呼吸訓練や日常生活動作の訓練や支援を行っています。
  • がんによる身体機能の低下や、生活に関わる動作全般に対する訓練を行っています。
  • 入院に伴い、心肺機能の低下で身の回りの動作に介助を要する方に対して、体力の向上や日常生活の改善、心理面に対して支援を行っています。
  • 生活全般の動作を可能にしたりスムーズにするための道具(自助具)の紹介や作成を行っています。
  • 手すりの設置や段差の解消など、家屋改修への相談を受けています。


その他、患者さん一人ひとりのニーズに応えられるよう、業務を行っています。

理学療法(Physical Therapy:PT)

主に身体に障害がある方に対し、運動療法や日常生活動作訓練、物理療法などの方法を用いて、基本的動作の能力維持・回復および障害悪化の予防などを行っています。 運動療法、物理療法、水治療法、身体機能評価、呼吸機能訓練、糖尿病の運動療法等を行っています。

reha_img_02.jpg■理学療法室と平行棒内歩行訓練の様子

作業療法(Occupational Therapy:OT)

心や身体に障害を持った方に対して、作業(目的動作・日常生活動作・物作りなど)を通して、さまざまな応用動作の能力や社会への適応力の再獲得を総合的に行っています。 身体障害や手の外傷への訓練や支援、日常生活動作指導、職業前評価・訓練、家屋改造の相談などを行っています。

reha_img_03.jpg
■功緻性を高める訓練としてあんでるせん手芸を
行っているところ。
reha_img_04.jpg
■肩の関節可動域を広げる訓練を
しているところ。

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リハビリテーション科医師一覧
リハビリテーション科部長

水戸 康文/Yasufumi Mito

専門分野

消化器外科

出身校

北海道大学(昭和53年卒)

専門医・認定医等

日本外科学会専門医
日本消化器外科学会指導医

所属学会

日本外科学会
日本消化器外科学会
日本リハビリテーション医学会
日本乳癌学会