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北海道岩見沢市4条東16丁目5番地
当院について
院長挨拶

 

 当院は、昭和30年(1955)に北海道空知地区のじん肺患者を診断・治療・研究を目的として岩見沢に内科、外科、整形外科の3診療科、20床で公的機関病院として設立され,その後病床数の増減を経て、おかげさまで今年の8月で創立70周年を迎えます。これまでご支援をいただきました地域の皆様、病院関係の皆様、当院職員一同にも感謝申し上げます。

 当院は、理念でもあります「地域の皆さんや働く人たちへぬくもりのある最善の医療を提供します」をモットーに医療を提供してまいりました。また、診療以外にも昭和52年(1977)には健康診断センターを設立し、人間ドックや一般企業を対象とした健診への対応、さらに有害業務による業務上疾病に関する認定検査も担い、予防医療の観点からも貢献させていただきました。その後、平成16年(2004)に勤労者予防医療センター、平成26年(2014)に治療就労両立支援センターに名称を変更し、予防医療に加え、勤労者の皆様が疾病を持ちながらも働けるように支援させていただくシステムの構築を各事業所に提案させていただいてまいりました。病院閉鎖に先立ち、両立支援センターは令和7年(2025)3月31日をもって閉鎖しますが、今年4月からは病院内に治療就労両立支援部を立ち上げ、引き続き勤労者の皆様の支援を継続してまいります。

 また、じん肺の病院として、じん肺患者さんのご協力のもとじん肺研究を行ってきました。アスベストの健康被害が注目を受けてからは、アスベスト関連肺疾患の診断技術の普及を、さらに、近年増加してきました粉じん作業労働者の健康診断の写真読影技術の指導や普及も行っております。

 今後、岩見沢市立総合病院と当院との統合のため、令和8年(2026)3月末をもって当院は閉院することとなります。閉院後は、岩見沢市立総合病院の現在の建物で経営統合され、令和10年(2028)秋には、両院機能を合わせた新しい病院が岩見沢市立総合病院(仮称)として開院する予定です。

 当院の閉院に伴い、現在通院中の患者の皆様には、主治医から転院先のご相談をさせていただくことになります。ご不便をおかけしますが、どうかご了承ください。また、市中ならびに近隣の医療機関関係者の皆様にも、患者さんを受け入れていただくために、多大なご負担をおかけすることにもなります。どうか、良い病院を作るためであることをご理解いただき、ご協力をお願い申し上げます。

 令和8年(2026)3月まで、南空知の一つの急性期病院として診療を継続させていく所存です。最後までご支援・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

令和7年4月吉日

院長 大塚 義紀

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