当院放射線部は部長(医師)1名、中央放射線部は部長(技師)1名、主任技師3名、技師8名、看護師1名、受付2名で構成されています。
我々診療放射線技師は、医療機関においてX線撮影(レントゲン撮影)、CT検査、RI検査などに代表される放射線を使用した検査や、放射線を使用しないMRI検査や超音波検査などが主な仕事です。スタッフは全員、日本放射線技師会、日本放射線技術学会等数多くの研究会員として最先端医療技術の習得に努め、その知識や技術を患者様に提供することが最大の使命と考えています。
また「思いやり」をテーマとして業務を実践し、皆様のお役に立てるよう努力いたしております。
- 胃がん検診専門技師
- 肺がんCT検診認定技師
- 検診マンモグラフィー撮影認定診療放射線技師
- 血管診療技師
- 超音波検査士(健診領域)
- 超音波検査士(血管領域)
- X線CT認定技師
- 第一種放射線取扱主任者
- 胃がんX線検診読影部門B資格認定技師
- 弾性ストッキングコンダクター
北海道中央労災病院では、CT・MRI遠隔画像診断システムを導入し運用しています。これは北海道大学発ベンチャー企業(株)メディカルイメージラボ(MIL)へ、デジタル医用画像を専用回線にて送信し、北大放射線科医による遠隔医療画像を読影する支援システムです。このシステムは地方病院における画像診断専門医が絶対数不足という問題の解決手段として、近年全国的に注目され益々普及すると思われます。当院は、このシステムをいち早く取り入れ、病診連携および患者様サービスにこれまで以上に努力して参ります。
一般撮影室 4室 | CT検査装置 |
歯科用パノラマ断層装置 | MRI検査装置 |
歯科用デンタル撮影装置 | RI検査装置 2台 |
乳房専用撮影装置 | 移動式X線撮影装置 2台 |
透視造影検査装置 2台 | 移動式X線透視装置 |
血管造影検査装置 | 遠隔画像診断システム |
超音波検査装置 5台 | X線骨密度測定装置 |
CT装置の中心にある大きな穴に体を入れて、体の周りからX線をあてることによって体の中の断面(輪切り)を見ることができます。より詳しく検査するために造影剤を使用することがあります。
またCTで得られた画像を用いて3次元画像を作成し、診断の補助や手術のシミュレーションを行う事が出来ます。現在、CTの高速化により心臓の冠動脈CTも可能となりました。
MRIは大きな磁石と電波を使った放射線を使わない画像診断装置です。装置は前から見るとCTの装置と変わりませんが、横から見ると寝て入る穴の長さが大きく異なります。検査で使う電波はラジオやテレビの電波と同じで、人体に影響はありません。体の内部を縦横斜めとあらゆる方向の断面写真を撮ることができ、病気の診断にたいへん役立ちます。
X線撮影では、X線が身体を透過してフィルムに写し出されますが、RI(ラジオアイソトープ)検査は、薬を注射したりすることにより、それが肝臓や骨などの臓器に集まり、その薬から放出される微量の放射線を専用のカメラで検出し、肝臓や骨などの像としてフィルムに写し出すものです。それによって臓器の形や働きがわかります。放射線の量は時間と共に減っていきます。
胃バリウムを始として様々な、X線透視と造影剤を使った検査を行っております。 最近は、IVRと呼ばれるX線透視像、血管造影像(DSA)、超音波像を見ながらカテーテルと呼ばれる細い管や内視鏡を使い外科的手術なしで治療を行う検査を行っています。
乳房は専用のX線装置を使用して乳房内の変化を描出する検査です。他のX線検査と違い圧迫しながら撮影するのが特徴です。日本人の生活の欧米化などにより乳がんの発生率が増加する傾向にあります。乳房撮影は視触診だけでは発見されにくい微小病変の早期発見に役立ちます。
当院ではマンモグラフィ撮影技術認定資格を有する女性技師が撮影しております。
主にシネと呼ばれる心臓の冠動脈造影を行ってます。急性心筋梗塞などカテーテルと呼ばれる細い管を使って詰まった血管を広げる治療を行ってます。
X線を使用せず超音波(エコー)を使って頭、肺、骨以外あらゆる所を観察出来ます。健診腹部エコー、外科血管エコー、乳腺エコー、消化器科腹部エコー、循環器科心臓エコー内科甲状腺エコー等行ってます。
CR(Conputed Radiography)撮影です。
胸腹部系、整形系、歯科口腔外科系があります。
骨密度とは、骨の強さを判定するための大事な指標です。骨に含まれるカルシウムなどのミネラル量を示しています。日本骨粗鬆症学会のガイドラインにおいて推奨されている方法で微量なX線を使い主に腰椎と大腿骨の骨密度を測定しています。骨密度測定は、骨粗鬆症の予防と早期発見、早期治療に役立っています。