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循環器科 松本医師が日本心臓リハビリテーション学会 2021年度心リハ学会論文賞 最優秀賞を受賞しました。
2021.06.28

当院第二循環器科部長、心不全・心臓リハビリテーションセンター長である松本純一先生が2021年度心リハ学会論文賞 最優秀賞を受賞し、2021620日に行われた第27回日本心臓リハビリテーション学会学術集会(会場:幕張メッセ)にて行われた表彰式に出席してきました。

この賞は心臓リハビリテーション学関連領域の進歩に重要な貢献をした研究者の功績をたたえることを目的として3年前に制定されました。今回松本医師の論文が最も高く評価され、最優秀賞を受賞することができました。

松本医師は第22回日本心臓リハビリテーション学会学術集会(2016年)において国際セッション賞を、また第22回日本心不全学会学術集会(2018年)においてもYIA優秀賞を受賞しております。心不全・心臓リハビリテーション領域において松本医師の業績は高く評価されており、質の高い心不全診療、心臓リハビリテーションが今後とも実践されると期待されます。

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【受賞論文】

Matsumoto J*, Takada S*, Furihata T, Nambu H, Kakutani N, Maekawa S, Mizushima W, Nakano I, Fukushima A, Yokota T, Tanaka S, Handa H, Sabe H, Kinugawa S. Brain-Derived Neurotrophic Factor Improves Impaired Fatty Acid Oxidation Via the Activation of Adenosine Monophosphate-Activated Protein Kinase-ɑ - Proliferator-Activated Receptor-r Coactivator-1ɑ Signaling in Skeletal Muscle of Mice With Heart Failure. Circ Heart Fail. 2021; 14:e005890.

【論文の背景と内容】

心不全患者は運動能力が低下しており、骨格筋におけるミトコンドリア異常が関与しています。運動能力の低下は予後を悪化させることが知られており、運動トレーニングが現時点で唯一の治療法で、心不全患者の予後を改善することが知られています。しかし重症の心不全患者では十分な運動トレーニングを実施できないことがあり、また運動トレーニングを実施しても運動能力の改善が得られないこともあり、安全に運動能力を改善させる薬物治療の開発が必要とされています。

 松本医師は北海道大学大学院医学研究院 循環病態内科学教室の在籍中に研究を行い、心不全モデルマウスにおいて、神経系の成長や維持に不可欠なタンパク質である脳由来神経栄養因子(BDNF)が骨格筋ミトコンドリア異常および運動能力低下に関与しており、BDNFの全身投与によってこれらの異常や低下が改善することを明らかにしました。この研究成果は、循環器領域において世界的に有名な雑誌であるCirculation誌に20181029日に掲載されました。(北海道大学 プレスリリース)(英語論文

 しかし、BDNFがこれらの病態にどのように関与しているかは明らかになっておらず、松本医師らにより更なる研究が行われました。その結果、BDNFが骨格筋においてAMPKα-PGC1α経路を介して脂肪酸酸化を促進し、心不全モデルマウスの運動能力を改善させるという機序が明らかになり、その研究内容が心不全領域において世界的に有名な雑誌であるCirculation Heart Failure誌に20201228日に掲載されました(英語論文)。そして本論文が日本心臓リハビリテーション学会において高く評価され、この度最優秀論文賞を受賞しました。

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