独立行政法人労働者健康安全機構  北海道中央労災病院

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  • 北海道岩見沢市4条東16丁目5番地

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各部門の紹介

禁煙外来

部門の概略

当院では、平成26年5月26日から「禁煙外来」を始めました。
禁煙をしようとしている方、禁煙をしようとしてもなかなかやめられない等のお悩みの方のお手伝いをします。
禁煙指導は、ニコチン依存症管理料として保険治療が認められています。
ニコチン依存症管理料を算定している患者さんに対してニコチンパッチ等の禁煙ための補助薬の処方も保険治療として認められます。
なお、「ニコチン依存症管理料」は、以下の条件に該当する患者さんが対象となります。

  • 1直ちに禁煙をしようと考えている方
  • 2ニコチン依存症のスクリーニングテスト(TDS)が5点以上である方
  • 3プリンクマン指数(1日喫煙本数×喫煙年数)が200位上である方
  • 4喫煙治療を受けることを文章により同意している方

以上、4点に該当する方に対し「禁煙治療のための標準手順書」に準拠した治療を行います。
上記に該当しない方は、保険対象外となり自費での治療となりますので、事前に内科外来にお尋ねください。

【禁煙治療にかかる費用】(自己負担3割分)

12,000円(禁煙パッチ、8週間)19,000円(飲み薬12週間)

【受付時間】

水曜日、金曜日 午後1:00〜3:00 完全予約

【電話による受付】

月〜金曜日 午後1:00〜4:00

【禁煙のメリット】

 ●病気のリスクが下がります

 ●お金が貯まります

  タバコを1日1箱吸っている人の場合、1年で15万円 ..... 夫婦で道外旅行

                           5年で75万円 ..... 夫婦で海外旅行

                          10年で150万円..... 家族で海外旅行

 ●その他
   家族が喜びます
   朝の食事が美味しくなります

 

喫煙についてのこわ〜い話

タバコとお肌のはなし
-しわくちゃ婆さん、しわくちゃ爺さんにならないために-

タバコを吸っている女性に、“もう、やめたら”、と言ったところ、美容ために吸っていると答えたかたがいました。その理由は、禁煙すると太るからだそうです。
そこでタバコが本当に美容によいかどうかを検証した研究を紹介します。

【肥満が多い】

禁煙すると朝食が美味しくなったと、どなたも言います。朝起きたとき口の苦みがなくなり、食事が美味しく感じるからです。食欲がでるのは良いことですが、太るのは、という心配ですが、そんなことはありません。
タバコを吸う人と吸わない人で体重を比較した研究があります。タバコを吸っているひとにこそ肥満が多いのです。1日30本以上の人は42%が肥満であったのに対して、非喫煙者のそれは18%でした。”禁煙すると太る”は、単なる都市伝説だったのです。

【お顔がしわくちゃ】

次ぎはもっと、こわ~い話です。喫煙を続けると、しわくちゃ婆さん(爺さん)になる話です。

1.米国カリフォルニアの大学で行われた研究です。まず、喫煙者と非喫煙者の女性の顔写真をたくさん用意し、その写真を大学の男子学生にみせ、しわが多いか、すくないか、だけを判断させました。どの年代の女性もタバコをすっているひとのほうが“しわ”が多いと男子学生が判定しました。人はいくつになっても異性からよくみられたいものです。禁煙しましょう!(図)

2.片方が喫煙者で、もう片方が非喫煙者である一卵性双生児79組を対象に、二人の顔写真をくらべた研究成果が昨年米国で発表されました。
下の写真で、喫煙を続けたほうがどちらか、わかりますか?(写真)

もうおわかりですね。左が非喫煙者、右が喫煙者です。
タバコを吸い続けると、顔全体のしわが増えます。唇がたるんできます。上まぶたがさがります。また、この写真ではわかりにくいですが、髪の毛も薄くなり、皮膚全体のつやがなくなります。一口でいうと、実際の歳よりもふけるということです。
その理由は、
1)ビタミンCの破壊
お肌にビタミンCがよいのですが、タバコをすうと、体の中のビタミンCが破壊されます。
2)皮膚の血管の収縮
タバコの成分の一つであるニコチンには血管を収縮させる働きがあります。そのため、皮膚の血管が収縮し、皮膚へ栄養が充分いかなくなります。

みなさん、自分のまわりでタバコを吸っているひとの顔をじっくりみてください。しわが多く、皮膚のつやもなく、髪の毛も薄く、老けて見えるはずです。
タバコをすっているあなた、あなたもそう思われているのですよ!

禁煙外来を始めました。予約は内科外来受付へ 

内科 宮本 顕二

喫煙が麻酔や手術に及ぼす影響について

喫煙は、麻酔や手術を受ける方に多大な悪影響を与えます。

【傷の治りが悪くなる】

喫煙は免疫機能の低下をもたらします。また、ニコチンによる全身の微小循環障害、一酸化炭素ヘモグロビン(COHb)濃度の上昇による慢性の組織低酸素状態などにより傷の治りが悪くなります。それらに伴い入院期間の延長・医療費の増加が起こるかもしれません。術前3週間以上の禁煙が効果的と言われています。

【傷の痛みが大きくなる】

喫煙者は手術中の麻酔薬の必要量・術後の鎮痛剤の使用量が多くなるという報告があります。

【呼吸器合併症が増加する】

喫煙は痰の増加・排泄困難や喉頭・気管支の過敏性を亢進させます。これらが改善するには少なくとも4週間の禁煙が必要です。また術後の呼吸器合併症が2~4倍になるという報告もあります。

手術を受ける方は、4週間以上の禁煙が望ましいのですが、実際にはなかなか難しいかもしれません。しかし一日でも早く禁煙していただくことが、術後の回復を改善します。節煙は効果がありません。
受動喫煙により、お子さんが手術後低酸素になる頻度が上がります。お子さんのためにもタバコはやめましょう。
北海道は男女合わせての喫煙率が日本一です(2010年度:24.8%、全国平均21.2%)。特に女性の喫煙率が高い状況です(16.2%、全国平均10.4%)。
私たちはいつ何時、麻酔や手術を受けることになっても不思議ではありません。是非今からでも禁煙して下さい。

参考文献:禁煙ガイドライン(2010年度改訂版)

 

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