独立行政法人労働者健康安全機構  北海道中央労災病院

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病気のはなし

耳・鼻・のどの病気

危険なノド・ハナの急性疾患

一般的にノドかぜ、ハナかぜと言われるものの中で、軽く考えていると危険性の高い病気であることがあります。以下に述べる「急性喉頭蓋炎」、「扁桃周囲炎」、「急性副鼻腔炎」はこの順に危険性の高いものです。

急性喉頭蓋炎:
ものを飲み込む時に気管に入らないように気管の上に蓋があり、これを喉頭蓋というのですが、この喉頭蓋が腫れる病気です。のどの痛みと飲み込みにくさ以外は発熱や体のだるさなどほとんどありません。また口腔内、咽頭などの所見はそれ程病的では無い事が多いので耳鼻咽喉科専門医でなければ見逃すこともある危険な疾患です。しかし常に気管に蓋がかかる状態であり急激に呼吸困難、進行した場合は窒息を呈する事があります。数時間で進行することもあるため、のどの痛みと飲み込みにくさ、または声の出しにくさ(含み声)を感じたら早めに耳鼻咽喉科を受診して下さい。
扁桃周囲炎 :
これものどの痛みと飲み込みにくさが主な症状の病気ですが、通常は高熱を伴います。また、この病気は口を大きく開けると扁桃腺とその周囲が赤く大きく腫れているため耳鼻科専門医ではなくても見逃すことはないとおもいますが、抗生物質などの内服程度ではなかなか改善しないことも多く、悪化して膿瘍形成(膿がたまること)しますと外科的処置が必要になります。やはり上記の喉頭蓋炎と同様に、のどの痛みと飲み込みにくさ、声の出しにくさを感じたら早めに耳鼻咽喉科を受診して下さい。
急性副鼻腔炎:
鼻かぜのあとドロドロした鼻水が続き、頬や眉間に痛みを感じたら耳鼻咽喉科を受診して下さい。簡単に言うと急性の蓄膿症です。がまんしたり放置すると脳に波及することもまれにあります。これも周囲への波及の程度によっては早急な手術が必要になる場合もあります。

耳鼻咽喉科 藤原美秋

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