独立行政法人労働者健康安全機構  北海道中央労災病院

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  • 北海道岩見沢市4条東16丁目5番地

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各部門の紹介

血管外科

部門の概略

当科では、心臓血管外科専門医が血管診療技師(CVT)とともに血管疾患の診断、治療にあたっています。近年の生活習慣病の変化や患者年齢の高齢化により、動脈硬化性疾患・下肢静脈瘤・エコノミークラス症候群などに代表される血管性疾患は、今後ますます増加されることが予想されています。当科ではこうした血管疾患の治療に関しては、外科的バイパス手術に加えて、血管内治療(カテーテル治療)にも1994年に初めて実施して以来の長い実績があります。

主な対応疾患

現在、当科で対応している血管疾患は、腹部大動脈瘤、末梢動脈瘤、下肢閉塞性動脈硬化症、バージャー病、急性動脈閉塞症、下肢静脈瘤、エコノミークラス症候群(下肢深部静脈血栓症)などです。上記疾患以外の胸部大動脈瘤、急性大動脈解離などに対しても、当科は北大病院循環器外科、NTT東日本札幌病院、KKR札幌医療センターなどの病院と連携しており、責任を持って対応いたしますのでご相談ください。

【腹部大動脈瘤】

腹部のなかのもっとも大きな血管である腹部大動脈が局所的に拡張して瘤(こぶ)を形成する病気です。原因としては動脈硬化が多く、ほとんどは症状がないまま経過し徐々に大きくなっていきます。腹部に拍動を触れること、健診で動脈瘤があると言われた、といって受診される方が多いです。腹部超音波、単純or造影CT検査などにより診断します。

【末梢動脈疾患】

閉塞性動脈硬化症、バージャー病などの末梢動脈疾患は、血管が詰まったり、狭くなったりして足の冷感、歩行時の痛みなどの症状が出現する病気です。歩行時の痛みは、しばらく休むとまた歩けるようになるのが特徴です(間歇性跛行)。さらに進行すると、安静時にも疼痛が現れ、潰瘍や壊疽を生じることもあります。足首/上腕血圧比、足趾/上腕血圧比、サーモグラフィー、下肢動脈超音波、3D-CT、MRA、動脈造影検査などにより診断します。

【急性動脈閉塞症】

四肢急性動脈閉塞症は、突然に発症し、時期を逸しない早期の血流再開が肝要となります。診断・治療の遅れが、肢のみならず生命の予後まで危険な状態になることがあります。心房細動という不整脈が原因となることも多く、症状は5つのP徴候(pain:痛み、paleness:蒼白、pulselessness:動脈拍動消失、paresthesia:知覚麻痺、paresis:運動麻痺)がよく知られています。末梢動脈疾患と同様の検査方法により診断します。

【下肢静脈瘤】

下肢静脈瘤は、皮下の青い血管(皮下静脈)がこぶのように膨らんだ状態で、下肢がだるい、重苦しい、むくむ、つる、かゆいなどの症状が認められることがあります。症状がすすむと、褐色の色素沈着や潰瘍などが生じることがありますが、下肢の切断に至るようなことや破裂して致命傷となるようなことはありません。下肢静脈エコー、3D-CT、MRA検査などにより診断します。手術が必要な場合、通常は2~4泊の入院となりますが、軽症例では日帰り手術も可能です。

【エコノミークラス症候群(下肢深部静脈血栓症)】

下肢深部静脈血栓症とは、下肢の深部を走行している太い静脈に血液の塊(血栓)が生じる病気で、強い下肢の腫脹、痛み、発赤などの症状が特徴です。この下肢の静脈血栓が遊離し肺動脈を閉塞する肺動脈血栓塞栓症となった状態が、エコノミークラス症候群とされ、時に致命的となり緊急の治療が必要となることもあります。本症が疑われる場合には、血液検査、下肢静脈エコー、CT検査など必要となります。

外来担当表

 
午前 朝田 江屋 朝田 手術 手術
午後       手術 江屋

医師紹介

血管外科部長
江屋 一洋 / えや かずひろ
出身校
北海道大学医学部卒業(平成元年卒)
資格
医学博士
日本外科学会専門医
心臓血管外科専門医
弾力ストッキングコンダクター
検査科部長
朝田 政克 / あさだ まさかつ
出身校
北海道大学(昭和59年卒)
資格
日本外科学会専門医
日本胸部外科学会認定医

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